A.以下のうち1つかまたは両方の存在
(1)妄想
(2)幻覚
B.病歴、身体診察、臨床検査所見から、(1)と(2)の両方の証拠がある。
(1)基準Aの症状が、薬物中毒または離脱の経過中またはすぐ後に、または医薬品に暴露された後に現れたもの。
(2)含有された物質・医薬品が基準Aの症状を作り出すことがきる。
C.その障害は、物質・医薬品誘発性ではない精神病性障害ではうまく説明されない。独立した精神病性障害であるという証拠には、以下の事が含まれる:
その症状は物質・医薬品の開始に先行している:その症状は急速な離脱あるいは重篤な中毒が終了した後もかなりの期間(例:約1か月)持続する:または物質・医薬品誘発性ではない独立した精神病性障害を示唆する他の証拠がある(例:物質・医薬品関連性ではないエピソードの繰り返しの既往)。
D.その症状は、せん妄の経過中にのみ起こるものではない。
E.その障害は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。