A.重要な自伝的情報で、通常、心的外傷的またはストレスの強い性質をもつものの想起が必要であり、通常の物忘れでは説明ができない。
注:解離性健忘のほとんどが、特定の1つまたは複数の出来事についての限局的または選択的健忘、または同一性および生活史にるいての全般性健忘である。
B.その症状は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
C.その障害は、物質(例:アルコールまたは他の乱用薬物、医薬品)、または神経疾患または他の医学的疾患(例:複雑部分発作、一過性健忘、閉鎖性頭部外傷、外傷性脳損傷の後遺症、他の神経疾患)の生理学的作用によるものではない。
D.その障害は、解離性同一症、心的外傷後ストレス障害、急性ストレス障害、身体症状症、または認知症または軽度認知機能障害によってうまく説明できない。