複数の病因による認知症(DSM-5)または複数の病因による軽度認知障害(DSM-5)

A.認知症または軽度認知障害の基準を満たす。

B.病歴、身体診察、臨床検査所見から、神経認知障害が物質を除く2つ以上の病因過程の病態生理学的結果であるという証拠がある(例:アルツハイマー病による神経認知障害に引き続いて発現した血管性神経認知障害)。

注:特定の病因を確立する手掛かりについては、特定の医学的疾患によるさまざまな神経認知障害の診断基準を参照。

C.その認知欠損は他の精神疾患ではうまく説明されず、せん妄の経過中にのみ現れるものではない。