A.1つ以上の認知領域(複雑性注意、実行機能、学習および記憶、言語、知覚ー運動、社会的認知)において、以前の行為水準から軽度の認知の低下があるという証拠が以下に基づいている。
(1)本人、本人をよく知る情報提供者、または臨床家による、軽度の認知機能の低下があったという懸念、および、
(2)可能であれば標準化された神経心理学的検査に記録されたそれができなければ他の定量化された臨床的評価によって実証された認知行為の軽度の障害。
B.毎日の活動において、認知欠損が自立を阻害しない(すなわち、請求書を支払う、内服薬を管理するなどの複雑な手段的日常生活動作は保たれるが、以前より大きな努力、代償的方略、または工夫が必要であるかもしれない)。
C.その認知欠損は、せん妄の状況でのみ起こるものではない。
D.その認知欠損は、他の精神疾患によってうまく説明されない(例:うつ病、統合失調症)。