A.睡眠の量または質の不満に関する感ちょな訴えが、以下の症状のうち1つ(またはそれ以上)を伴っている。
(1)入眠困難(子どもの場合、世話をする人がいないと入眠できないことで明らかになるかもしれない)
(2)頻回の覚醒、または覚醒後に再入眠できないことによって特徴づけられる。睡眠維持困難(子どもの場合、世話をする人がいないと再入眠できないことで明らかになるかもしれない)
(3)早期覚醒があり、再入眠できない。
B.その睡眠の障害は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、教育的、学業上、行動上、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
C.その睡眠困難は、少なくとも1週間に3夜で起こる。
D.その睡眠困難は、少なくとも3か月以上持続する。
E.その睡眠障害は、睡眠の適切な機会があるにもかかわらず起こる。
F.その不眠は、他の睡眠ー覚醒障害(例:ナルコレプシー、呼吸関連睡眠時随伴症)では十分に説明されず、またはその経過中にのみ起こるものではない。
G.その不眠は、物質(例:乱用物質、医薬品)の生理学的作用によるものではない。
H.依存する精神疾患および医学的疾患では、顕著な不眠の訴えを十分に説明できない。