態度と説得
ローゼンバーグによる「態度」の定義によると
「態度」に与える要因は3種類あり認知、感情、行動
としている 。
そういった要因によって構成されている「態度」を変化させることを「説得」と呼び
「説得」の要因には送り手の要因、送るメッセージの提示方法お要因などが考えられる。
送り手の要因としては例えば送り手の信憑性有無が挙げられそれによって「態度」の変化を引き起こす説得が与える影響の大きさも当然異なってくる 。
しかしそれは一時的なものであって時間の経過とともにその要因の影響の強さは薄れてくると考えらている(スリーパー効果) 。
人は経時的な変化に伴って情報と人物を切り離して考える傾向がありそのため情報自体に与える要因としての送り手が与える影響が時間の経過とともに薄くなってくる(分離手掛かり仮説)
。
また説得の効果に与える2つ目の要因である情報の提示の仕方であるが、説得したい内容のみの提示を1面提示、それ以外の反対の情報も含めて提示する事を両面提示という。
この提示の仕方が説得に与える影響は説得したい相手の状態によっても大きく異なる。
相手の説得内容についての知識がある場合、ない場合の次元があると考え、説得内容に知識がある場合は両面提示が有効であり知識を持たない場合は1面提示が有効とされている。
この様に人が認知、感情、行動によって構成される「態度」は「説得」によって変化するがそれには説得のための情報の送り手の人物の要因、説得する対象とする人物の要因、それに対しての情報提示の仕方の要因、が大きく影響する。