森田療法
森田正馬 Morita Masatake(1874~1938)が創始した 「あるがまま」であるという態度を重視し当時、神経衰弱と呼ばれていた患者はヒポコンドリー性傾向があるとし治癒に独自な方法を用い高い治癒率をあげた。
その結果(1919~1960)までの完全治癒率は58%軽快は28%という非常に高い数値であった。
具体的な方法
第一期は絶対臥褥期と呼ばれる時期で患者を隔離し、食事・排泄以外は認めず、絶対臥褥させる。
第二期においては隔離期と呼ばれ臥褥を7~8時間に短縮し日記をつける読書をするなどの個人作業が認められる。
第三期は作業期と呼ばれ炊事・大工作業・農作などを集団で行う 。
第四期は準備期であり社会復帰に備え外界に適応するための訓練を行う。