交流分析 Transactional Analysis
バーン、E Berne,Eric(1910~1971)によって1957年に創始された
精神分析の理論を基本としている。
人の3つの自我状態 親「parent」、子供「child」、大人「adult」に分け、
それぞれP、C、Aに分類した。
Pをさらに「批判的な親(CP:clitical parent)」「養育的な親(NP:nurturing parent)」に分類。
Cはさらに「自由な子供(FC:free child)」「順応したこども(AC:adaptive child)」に分類。
それぞれのバランスをグラフ化したものがエゴグラムと呼ばれるものである。
そのバランスを測るための質問紙としては東大式エゴグラム(TEG)、自己成長エゴグラム(SGE)がある。
CPの得点は理想の追求、道徳的、理念的、善悪をわきまえるなどの肯定的側面と同時に、責任追及や支配的、威圧的、厳しすぎる、とがめる、偏見を持つなどの否定的な側面をもつ。
NPは温かさ、養護的、保護的、他人への思いやり、愛情の側面と、甘やかし、過保護、過干渉、世話のしすぎの側面を持つ。
Aの得点は情報の収集、分析、客観的理解、現実的判断、計算、工夫の反面冷たい人情味にかける人の気持ちより事実を優先する。
FCの得点は自由奔放、明るい、創造的、直感的、好奇心、天真爛漫の反面、自己中心的、本能的、衝動的、わがまま、
ACの得点はは素直、協調的、適応性、他人を信頼する、反面、自信喪失、自責の念、自主性なく、依存的、黙って自分の殻に閉じこもる、ひねくれなどの面がある。
以上5つの自我の要素から質問紙を通して肯定的な面、否定的側面を知ることが出来る またこれら4つのグラフ形状から類型的にパーソナリティーを見ることが出来る。
それはI am OK,You are OK. I am OK, You are OK. I am OK, You are not OK,. I
am not Ok,You are OK. I am not OK, You are not OK.のいずれかに分類される。