発達検査について
発達検査法 発達の程度を測定するものとして新版K式発達検査がある。
新版K式発達検査
検査問題は姿勢-運動領域、認知-適応領域、言語-社会領域の3つに分けられ、結果はDA、DQ、発達プロフィールとなる。
この検査は京都市児童病院で開発され標準化されたもので2歳から13歳まで測定する事が出来る。
検査用具、問題は子供にとって遊び感覚で行う事が出来るため自然な行動が観察されやすい。
発達の診断の代表的なものに津守、稲毛式乳幼児精神発達診断法がある。
津守、稲毛式乳幼児精神発達診断法
適応年齢は0から7歳まで母親(または養育者)に発達状態をたずねその結果から精神発達の診断をする。
年齢に応じて3種類の質問紙がある 。
0から3歳用は主に家庭生活で示す行動、
また3から7歳は幼稚園等における生活場面から精神発達の過程を「運動・探索・社会・生活習慣・言語」の5つから診断する 。
このテストは養育者が答えるため主観的ではなく彎曲がかかり易いなどの欠点がある。
発達スクリーニング法
代表的なものに日本版デンバー式スクリーニングテストがある 。
日本版デンバー式スクリーニングテスト
0から6歳半の発達を個人-社会、微細運動ー適応、言語、粗大運動の面から全体的にとらえており正常以上の判断だけではなく乳幼児の健康相談治療、教育計画に有力とされている
。
その他遠城式乳幼児分析的発達検査法がある。
0から4歳7か月検査項目は移動手段、手の運動、基本的習慣、対人関係、発語、言語理解の6領域 精神面のみではなく身体的発達も含めて分析できる。
短時間に行えるのが利点である。