原因帰属
原因帰属とは出来事の原因をどう位置づけるかということである。
その初期の研究者としてはF.ハイダーが有名である。 ハイダーの原因帰属理論ではこの出来事を内的要因に位置づけるか、外的要因に位置づけるかとした。
内的要因は能力や努力であり、
外的要因は環境の圧力、運などである。
またケリーの共変モデルにおいてはある結果が生じなかった時に存在していない要因が原因として帰属されやすいと考えた 共変モデルは統計の分散分析を使用するためANOVAモデルと呼ばれる。
また その原因を帰属する際に1、合意性、2、一間性3、弁別性が影響を与えるとされている。
ワイナー(whiner,B)のモデルでは
統制の所在/安定性 安定 不安定
内的 能力 努力
外的 課題の難易度 運
という次元に位置づけられ自分でコントロールできる要因は内的であり、能力、努力であり変動し易いものは不安定の次元に、変動しにくいものは安定の次元に分類されている。
内的、外的の原因帰属のスタイルはロッター、J.Bによってローカスオブコントロールという形でも提唱されている。
またSeligmanの原因帰属理論も内的、外的に位置づけるスタイルである。