第9章 カウンセリングと心理療法
心理療法を考えるうえで、外せないのがやはりフロイトです。
フロイトは精神力動論を提唱、抑圧が病理をもたらしていると考え、催眠を利用し治療を行いました。
これが精神分析療法です。他に行動療法がありますが、この療法は学習理論に基づいています
学習は条件づけによって行われます。しかし条件づけによっておこる学習が誤ったものだとしたら、現実場面で不便が生じます。
行動療法では学習理論を用います。
たとえば何かを恐れていたとします。
しかしそれは本来恐れるものではない時、
対象とするものに対して接し、その結果何も起こらないことを学習させます。
簡略化していますがこれが大まかな学習理論に基づいた行動療法です。
また認知療法は抑うつ患者の再発防止などに用いられている療法であり物事の捉え方を変えようとするものです。
物事の捉え方を正すことでネガティブな感情の発生を低減させようというものです。
これらはコラム法など自信で日記のように、日々の出来事をいやなことがあったとき、自分がどんな捉え方をしているかを見つめなおし
それにより認知を正していこうというものです。