第4章ライフサイクルと青年期

第4章 ライフサイクルと青年期

エリクソンは人生の段階を8段階に分けました。各ステージには身につけなければならない課題がありこの課題を解決し、新たな能力がみにつくと考えました。

発達課題 獲得する能力
自我の統合 対 絶望 英知
生殖性 対 停滞 世話
親密さ 対 孤立 愛
自己同一性 対 役割拡散 忠誠心
勤勉性 対 劣等感 自己効力感
積極性 対 罪悪感 目的
自律心 対 恥・疑惑 意志力
信頼 対 不信 希望

人生の8つの段階には、このように対立する8つの課題が設けられています。
左側の課題の達成が右側の課題の発達を上回ると一番右側の能力が獲得され、次のステージへと進んでいきます。

それは同時に健全な成長でありますが、しかし、課題の獲得が成功しなかった場合「心理的危機」へと陥ってしまいます。