第18章 心と社会
心理学は人の心を扱う学問ですがそれは社会の中において、集団の中において他者と関わる上でどういった心の働きが関与しているのかそれらの観点も非常に大事なものです。なぜなら人の心は集団の中においてまちがえたあり方をすると個人レベルでの問題ではなく社会全体ひいては地球規模での問題を引き起こすことになります。
昨今の温暖化を例にあげますが、こういった問題は実は個人レベルでの態度の在り方つまり心の在り方に問題があったのではないでしょうか。
というのも、森林の過剰な伐採や、CO2の過剰な排出など、実は個人レベルでの利己が重なって生まれたものだからです。
地球を守るための環境に対するガイドラインは法制化されつつありますが、それでもやはり個人の意識が大切でしょう
そういった社会の中において共有地の悲劇というものがありますが、それは環境への影響を考えず自己の利益を優先させた先述の話のようなものです。
また社会的ジレンマにおいては集団における間違った心の在り方が問われます。