第17章 社会の中の人
一般に人の行動は社会からの影響を受けるとされています。
例をあげると、自分一人ではできないと思っていたことが他者と一緒ならできる。
このような例を社会的促進と呼びます。また集団の中に位置しその中でどうしても責任の帰属性の関係から個人が力を抜いてしまう社会的手抜きもあります。
また社会の中にあって他に適合するため社会的同調、それに伴い同調行動が生まれます
また社会の中にあって人が受ける影響として情報的影響(テレビの宣伝など)と規範的影響(生活上の周辺からの影響)があります。また社会の中にあって他者を認知する際にどうしても先入観や、偏見が働きます。先入観によって自分に都合の良い情報を採択する傾向が人にはあります。
そして他者を受け止める際にステレオタイプな受け止め方をしがちです。ステレオタイプとはあまり深く考えずに他者を類形してしまうことです。
またどうしても納得がいかない事態に対し合理化を行います。
それは自分に対する説得のようなものです。
ステレオタイプな評価の仕方には光背効果というものも働きます。
また同じ刺激を社会場面において繰り返し受けていると、親しみが増したりします(例えばテレビCMなど)です。
ある刺激に接する機会が多い程、その刺激に対しての選択性が高まります