第10章 感覚
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚この5種類を感覚と言います。
外界からの刺激は受容器を通して伝えられます。
受容器は外界からの刺激を電気信号に変換し、脳に伝えます。刺激が生じるためには最小限の刺激の量、「刺激閾」が存在し、この量を超えた時に初めて刺激として感じられます。
また異なる2つの刺激を判別するために最小の量が存在しこれを弁別閾と呼びます。
しかしこの弁別閾に関しては単純なものではなく、50グラムと52グラムは判別できますが、その量が大きくなればなるほど判別するための量の違いは大きくなっていきます。
これをウェバーの法則と呼びます。
また音を判別する場合、目を閉じていても、その場所がどこから聞こえているか大体の見当がつきますが、これは左右の耳に到達する音のわずかなずれから推測しています
匂いは、鼻腔に達した物理的刺激が鼻腔の受容器を通して電気信号に変換され脳に伝えられます。
味覚は舌に存在する味蕾をとおして、物理的刺激が電気的信号に変換され脳に伝えられます。
味覚には、甘さ、酸っぱさ、塩辛さ、苦さがあります。