脂質異常症(高脂血症)とは
特徴
血液中にある4種類の脂質のうち、多過ぎると問題なのはコレステロールと中性脂肪。
高脂血症は血中の脂質(コレステロール、中性脂肪など)が多すぎて起こる。
自覚症状はない。
放置すると、脂質が内側にたまって動脈硬化の原因となる。
結果、心筋梗塞、脳梗塞の発作を引き起こす。高脂血症はそういった意味で重要である。
①コレステロールのみが多い
②中性脂肪のみが多い
③両方ともに多い
場合がある。
高コレステロール血症
血液中の総コレステロール、とくにLDL(悪玉)コレステロールが多過ぎると動脈の壁にくっついて動脈が厚く硬くなる事から、高コレステロールが動脈硬化を起こす。
中性脂肪は、それ自体は動脈硬化の原因にはならないが、中性脂肪が多いと、HDL(善玉)コレステロールが減ってLDLコレステロールが増えやすくなる。
結果、間接的に動脈硬化の原因となる。
必要とされる検査
定期的な採血検査
脂質異常症の一般的な基準値は、空腹時採血でLDLコレステロール・・140ml/dL以上、HDLコレステロール・・40mg/dL未満、中性脂肪(TG)・・150mg/dL以上